ノンホモジナイズド牛乳とは
牛乳の均質化(ホモジナイズ)とは
生乳の中にある脂肪球に圧力をかけて細かく砕き、 粒子の大きさを小さく均等にする工程を指します。 生乳(ノンホモジナイズド牛乳)はクリームが上に浮いて層を作りますが、
ホモジナイズ処理で脂肪球を細かくすると塊がなくなり、サラサラしたスーパーでよく見るような「牛乳」となります。
均質化することで乳脂肪の分離を防ぎ、飲み始めから終わりまで安定した味が楽しめます。
均質化(ホモジナイズ)すると…
超高温殺菌を短時間で均一に行うことができ、殺菌中に機械に詰まるリスクがなくなり、加工しやすくなります。
品質を一定に保ち、大量生産や加工に向いています。
もともとの成分を破壊しているため、天然の生乳とは違う吸収のされ方をします。 脂肪球に包まれていた乳糖がむき出しになってしまうため、乳糖不耐症の 症状が出やすいとも言われています。
ノンホモジナイズ牛乳とは
ノンホモ牛乳とは、ホモジナイズ(生乳に含まれる脂肪球を小さくする工程)をしていない、より生乳に近い風味が楽しめる牛乳です。
ホモジナイズしていないノンホモ牛乳は静置しておくと油分が浮き、上部にクリームラインと呼ばれる天然の生クリームの層ができます。
優しくふり混ぜると均一にする事ができます。
より生乳に近く、濃厚な風味がとても美味しいのです。
乳糖が脂肪球に包まれ、乳糖不耐症の人が飲んでもお腹を壊しにくいとも言われています。 大量生産に不向きで入手しずらく、脂肪球がクリーム状に集中しているため、濃度を均一化したい場合にはよく振って使います。
数日間放置するとまるでヨーグルトのような濃厚な生クリームをすくうこともできます。