喜界島産 かぼちゃ
実の充実した色あざやかな栄養満点のかぼちゃです。そのままでも蒸してでも、冷凍して北海道の秋かぼちゃが出るまでつなぐのもよいかもしれません。
私たちの会が、喜界島とご縁をいただいて15年ほどになりますが、この「春かぼちゃ」は初めての入荷です。今井確さん90才、奥さま86才。高校生のお孫さんの応援もいただいて、秋に作づけしてくださいました。(例年入荷のかぼちゃは、お正月すぎに作づけしてくださっています)
私が喜界島の今井さんご夫妻に初めてお目にかかったのは15年前。
伝統古式黒糖づくりを島で唯一人守っておられた岡田忠二さんから依頼され、サトウキビを刈る仕事をお手伝いするために、杉俣さんと喜界島にお尋ねしたとき、ご紹介いただきました。
ご主人の確さんは、一、二年体調がおもわしくなく、淋しそうにしておられました。「少し体をさすりましょうか」ということで、お付き合いが始まり、喜界島まで月二回のペースでかよいました。
ある時、私おたずねしました。
“いま一番なさりたいことはなんですか?”
“夜の海づりがしたい。しかし誰も釣りに出て良い。と言ってくれない”
私は、ご家族とご友人の方にお願いしました。舟を出して夜の釣りにお付き合いください、と。
今井さんは、すぐにお元気になられて、「青木さんの大好きなカボチャを作ります」と。
それ以来今日まで15年作り続けてくださっています。そして私たちは、美味しいかぼちゃとの出会いを楽しんでいます。
中腰の作業を80才以上の方がなさるのは、つらいお仕事と思いますが、とてもお元気で「またカボチャいりますか?」と遠慮がちにおたずねくださいます。有難い生産者さんです。