身近にある遺伝子組み換え食品について
遺伝子組み替え食品はどんな食品に使われているの?
こんなところにも遺伝子組み換え!
原材料や飼料に遺伝子組み換え作物が使われている食品は
みなさんが想像しているよりも多いかもしれません。
★肉、卵、牛乳、乳製品
→動物達の餌として使用されている
★サラダ油、植物油、マーガリン、ショートニング、醤油
→原材料の植物の詳細までは明記の義務がない
★甘味料、みりん風調味料、コーンフレーク、アルコール、お酢
→アルコールや甘味料の原料の植物についても明記の義務がない
「遺伝子組み換え」でないことは広告効果のある言葉で、
表示を見ることはよくありますよね。
それでは、「遺伝子組み換えです。」の表記は見たことがあるでしょうか。
おかしな話ですが、
・全体の重量に対しての割合が上位3番目以内
・原材料に占める重量の割合が5%以上
この2つを満たしていない条件の食品に関しては表示義務はありません。
また、組み換え遺伝子や、その遺伝子由来のタンパク質が成分に残らなければ
表示義務がありません。
油や醤油は精製の工程でタンパク質がとりのぞかれます。
そうすると、
どんなに遺伝子組み換えの植物を使おうとも、表示義務は発生しないのです。
日本の食物自給率の低さは国産の安心安全な食品を取り入れたい私たちには
辛い現実です。
例えばとうもろこしの自給率は0%、大豆も10%にも満たないです。
ほとんどを輸入に頼っています。
主な輸入先はアメリカやカナダです。
栽培されている大豆、とうもろこしの、綿は94~96%が遺伝子組み換えと言われています。
たとえ国内産の豚肉、鶏肉であっても、餌までが国産のものはほとんどありません。
これでは、私たちが日常で遺伝子組み換え食品を選んだところで、
本質的な意味はあるのでしょうか。
当会で扱う乳製品は、牛の餌にも遺伝子組み換えを与えず、なるべく国産の作物を食べている健康な牛のみを育てている酪農家さんから分けて頂いております。
時々は限定でお肉も販売しております。
調味料なども、元々の食材が不明なものは取り扱っておりません。
全て産地まで足を運び、製法や土地や、使う水まで確認してから分けていただく形を50年以上守っています。
飼料や材料にまでコストではなく口にする物としてのあり方を守った食材を
作る影には、必ず農家さんたちの労力や努力があります。
そんな農家さんたちが途絶えてしまわないように、次世代につなげていくためにも、普段口にする食材を見直してみてはいかがでしょうか。