新米の予約注文受付が始まります
私たちの会のお米は福島県三島町の小松正信、万樹子さんご夫妻のお米です。
三島町は新潟県との県境に近い奥会津で、日本有数の豪雪地帯と云われてきまして、このおいしいお米を育てる水は、この雪山の豊かな伏流水によって生まれています。
その豪雪地が、昨冬はほとんど雪がなく、今年は田植えの水が足りませんでした。
6月になっても例年の半分しか田植えができず、ご夫妻はもとより私たちもどうなることかと心配でした。
普通はそこであきらめる他ないところをお二人は苗を大切に守り、雨が降るかもしれない時を辛抱強く待たれたそうです。神様のお計らいでしょう、あの長い梅雨が始まり1ヶ月遅れで全てお田植えをすることができたそうです。
町のご高齢の方たちは、お二人に米づくりを託している方が多く、ご夫妻の心中をおしはかり、毎日“元気にしているか”と顏を見に来て下さって共に祈ってくれたことでしょう。今年のお米はそんな多くの人々に見守られ、心配され育っているお米です。
出荷は、例年通り放射能検査を待ってからですので、11月初出荷となりますが、10月中に皆様の年間のお米の予約をいただいて大切に保存していただきます。もう40年近いお付き合いになります。
表紙の写真は小松米の田んぼと小松正信さん、田んぼの脇を走っているJR線は鉄道ファンあこがれの只見線です。