古代もち麦熊谷・ゆたか農場 よと子さんのお人柄
埼玉県熊谷市で、無農薬有機で古代もち麦を栽培していらっしゃる鶴田とよ子さんをお訪ねしました。
初対面で私は、こんなに美しい人に会ったことがあったか、と言葉を失う程でした。まさに女剣士の風格でした。
18年前わずか20aからのスタート、現在は6ha。農家に嫁いで30年。義父母と共に農業を続けていた中で、ちょっと変わった体に良い作物を作るというのがご自分の農業の原点。
水溶性食物繊維が一番、というもち麦に惹かれて現在まで一人研究を続けてきました。もち麦を炊きやすい状態に加工して、忙しい主婦が簡単に毎日の食卓にのせられるようにしなければと試行錯誤。加工用の機械も借金を重ねながらいくつか作り、誰が食べても白米と変わらない食味食感にたどり着いたとのことです。このとよ子さんのもち麦物語をいくつかに分けてお伝えします。彼女の行きつくところすべて人類愛なのだと思いました。
日本人に足りない食物繊維、もち麦の水溶性食物繊維は、白米の20倍、押麦の1.5倍、大麦ベーターグルカンは、食後の血糖値を抑え悪玉コレステロールを減少する働き、又便秘の改善、高血圧の予防といった具合です。
食物繊維には、水溶性と不溶性とありますが、この割り合いは1:2というのが理想と云われています。日本人の食生活は、圧倒的に不溶性食物繊維が多く、水溶性は不足がちです。このもち麦は、水溶性1,不溶性2と、1:2の食物繊維を持っていることも特筆すべきことです。
やわらかく加工されたこのもち麦は、皮ごとなので色が濃いベージュです。お弁当にどうかとかいう方もいらっしゃいます。従来のもち麦キラリももちろん用意してありますので、ご利用下さい。
『青春出版社 松生恒夫(著) 「腸の老化」を止める食事術』は、わかりやすい腸のお話、もち麦の効用効果もしっかりと証明されています。アマゾンで注文できるそうです。