磁性鍋で電子レンジを安全な遠赤外線調理器具に変える!
磁性鍋をご存知でしょうか。
磁性鍋は信じがたいかもしれませんが、本当に素晴らしい、これからもっともっと普及していかなければいけない調理器具だと思います。
磁性鍋は鍋の内面に焼結した特殊なフェライト(鉄化合物)がマイクロウェーブを吸収し、電子レンジが発するマイクロウェーブを100%遠赤外線に転換するという不思議なお鍋。
マイクロ波は重合、分解など化学反応のため、調理する
食材が危険になるとは耳にしたことがあるのではないでしょうか。樹脂系の
容器から食材への有害物質の移行も不安です。
そんな危険から身を守ってくれるのが磁性体を利用 してマイクロウェーブを吸収・波長転換させ、遠赤外線に転換 することで加熱するという磁性鍋です。
神楽坂123ファームでも、河野先生から電子レンジの発熱の仕組みは、マイクロ波と呼ばれる波長の電子であることや、マイクロ波は軍隊の通信に使っていたこと、アメリカの軍隊で通信室の兵隊のポケットのガムやチョコレートが溶けてしまう現象に、今の電子レンジが生まれるきっかけがあったことなど、私にも理解可能な言葉で、でも専門分野のちゃんとした説明をいただくなど、講習会を設けました。
磁性鍋の最も凄いことは、「還元加熱」です。(磁性鍋以外の加熱は、煮る、焼く、蒸す、全て酸化加熱。)
磁性鍋を使って加熱した物とラップで普通にチンした物の食べ比べも体験させていただきました。
枝豆・ソラマメ・ジョガイモ・玉ねぎ・小松菜・カリフラワー・ブロッコリーなどをゆでるような加熱法・炒りごま・ジャコの乾煎り・ごはんを炊く・温泉卵・だし汁の作り方
こんなに簡単な電子レシピが、安全に使えるなら素晴らしいことです。
今、私たちが直面している健康の問題、省エネルギーという問題に一人ひとりが真剣に向かい合っていかなければ、私たちの産み育てた子や孫の世代に申し訳がたちません。
その今の時代に必然のようにあらわれた調理器具です。開発の先生が、京都ということもあって関西からスタートしていまして、関東でこれを扱い普及しているところをまだ私は知りません。
難点といえば、気を付けないと割れます。最初、最大15,000円の鍋を買わなければならないことくらいでしょうか。
近年ではネットで気軽に手に入る時代ですので、是非活用してみて頂きたいと思います。